TEE×大窪シゲキ 対談 【③音楽の神様】

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8月、マンスリーペーパーと連動して紹介しているTEEとオオクボックスの対談。
第1章、第2章と読んでくれたかな。今週は第3章「音楽の神様」をご紹介。
TEEとオオクボックスの、アツく!おもしろい(笑)のトーク、要チェック!!
~第3章 音楽の神様 編~
 
シゲキ:TEEのライブパフォーマンスって、お客さんが乗れば乗るほどTEEも乗っていって、ほんと一緒に作り上げていくって感じがするんだけど、TEEにとってライブパフォーマンスってどういうもの?
TEE:それは、「みんなが音楽でひとつになれる場所」ですね。
シゲキ:やっぱライブで歌ってるときが最高の瞬間?
TEE:音楽は自由だと思うことに対して、やっぱMCでおまえら乗って来いよっていうのは、それも別に自由でいいかなとも思うんですよね。手を上げようと上げまいと、乗ろうと乗るまいとその人の自由ではあるんです。でも、みんなで気持ちいい音に乗っていけたら気持ちいいもんがあるんだよっていうのを俺は知ってる。音楽が大好きだから。それを伝えられたら一番いいなって。それでもし、みんなが聴いてくれて、エンターテイメントのTEEタイムっていうのを感じてもらえて、そのスゲー楽しいねって言ってくれる人が増えたらいいなって。やっぱエンターテイメントって「俺について来い!」じゃなくて、ここにいる人全員がなんとか笑顔になってくれたらそれが一番ステキだなって思うんで、やっぱそれは俺の力だけじゃなくて、手あげる、俺が歌う、みんなが手あげる、俺が手あげる、ってそれがガッとひとつになったときにアンサンブルが生まれると思うんだよね。俺一人じゃないんですよ、音楽やってるの。
シゲキ:そうだよね。もし一人で歌ってたら一方通行のところあるじゃん。でもみんなが揃うことによって、その空間でしか生まれない音があるよね。TEEはたくさん広島でライブやってきたけど、一回一回ちがうじゃん。来る人によってもちがうし。
TEE:それがライブだよね。
0923TEE×BOX_2.jpgシゲキ:それがライブの魅力であったりするし、今年の夏も、リリースパーティもそうだけど、学生も大人も損はさせないね。
TEE:させないんデス!
シゲキ:・・・じゃあTEEのライブ、面白くなかったら返金してくれーってのもあり?
TEE:えええ。えーと、それは事務所がOKであれば、それは俺が後で怒られるだけで・・・(笑)
シゲキ:でも、面白なかったら返金したるわ、ぐらいのもんは作りあげるでしょ?
TEE:それ、いいね(笑)。今度のライブで使いましょうよ!おもろなかったら返金しまーすって(笑)。
シゲキ:ライブでこんなんやりたい!みたいなこと、ある?
TEE:S-1グランプリ。
シゲキ:なに、S-1??
TEE:Sって「即興」のSね。今、フリースタイルバトルとかダンスバトルとか戦いは多いじゃないですか。そうじゃじゃなくて、ステージに立つ人とお客さんの戦い。
シゲキ:そんなんいまだかつて見たことないよ。
TEE:ないでしょ!お客さんにもとりあえず参加する姿勢で待っといてほしいんですけど、ステージの上で後ろには「1分間」って表示が出てて、「59、58、57・・・」って刻まれていくんだけど。
シゲキ:うわ~。
TEE:そこで俺がリズムを合わせてフリースタイルでそこらへんにあるものをいじったり、まあトークでも、とにかく1分間即興で好きなことをしてお客さんのボルテージをあげて、金ちゃんの仮装大賞みたいに、タンタンタンタンってあがったらOKで、あがらなかったらセコンドが出てきてカンカンカンって鳴って、レフェリーが止めに入って席に戻されるっていう、ね。それをライブハウスでやりたいですね。それも誰かとの戦いではなくて、俺とやりたい人が力を合わせて会場をひとつにしたいなっていうね。ココロのファスナー開いて待っていてくれるお客さんと、、、、うん。「奇跡」が起こると思うんですよね。
0923TEE×BOX_3.jpgシゲキ:そうだね。予定調和じゃなくね。
TEE:音楽の神が降りてくる瞬間があると思うんだよね。
シゲキ:音楽の神が降りてくる瞬間。
TEE:そう、瞬間。突拍子も無いことが起きたりするの。
シゲキ:そんなん今まであったん?
TEE:俺はね、何度かある。俺もライブ後、今日すごいなって思ってたところに、マネージャーからも「おまえ、今日降りたね」とか「おまえ、キテたね」とか、何度かありましたよね(笑)?(ってマネージャーをチラリ。)
シゲキ:TEEのうえにも音楽の神様が降りたことがあるんだ。
TEE:あるね。味方してくれるようなね。それは別にデカいステージの時じゃなくても、相手が腹抱えて笑ってるのに、俺もっとおもしろい、みたいな時とかね。でも、それは俺一人の乗りで出来るんじゃなくて、みんなが最初から手を上げて待っててくれたりとか、それを作りあげるのも自分ななんだけど、それがガッてひとつになったとき「奇跡」が起こる気がするね。
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来週は、いよいよ最後第4章。最後まで、どうぞお楽しみに!