第121回おしえて部活力！

今回は呉市立呉高等学校の古典研究部へとやってまいりました。
通称「いちくれ」。
こちらの古典研究部では普段、
百人一首を使って競技かるたの練習を行っています。
顧問の先生は数少ないプロの読み手の一人で、部員にとって自慢の先生！
そんな彼女達の今後の目標は・・・？
「全国高等学校小倉百人一首かるた選手権に出場すること！」

↑かまえている状態

↑札を取っている所ですが、動き早い！！

→さっそく部長！古典研究部に入部しようと思ったきっかけは？
　小学生の時に３０人一首をして、楽しかったので百人一首も
　やってみたいなと思いました。
→百人一首をやっていて良かったなと思える魅力は？
　テストの前の集中力が上がりました(笑)
→えー！そんなに上がるの！？
　百人一首には１５分の暗記時間があって、全部５０枚の位置を覚えるん
　ですけど、その１５分間の記憶力の早さで集中力が上がりました。
→そんな部長の部活の源は？
　漫画の”ちはやふる”です。部活に入部して顧問の先生に貸してもらって、
　やっぱり面白そうだなと思いました。

→他に、部活の源が”ちはやふる”だって言う人はいるかな？
　はい！
→お、モモちゃんはなんで”ちはやふる”が部活の源なの？
　負けたりしたら「もうやりたくな〜い」ってなるんですけど、
　”ちはやふる”を読んだら、またやりたくなるんですよ。
　「登場人物のコイツが取れてるなら私でも出来る！」っていう
　気持ちになっていくんです。
→好きな百人一首の歌は？
　百敷（ももしき）や　古き軒端（のきば）の　しのぶにも
　なほあまりある　昔なりけり
→「百敷」の「もも」っていうのが入ってるから好きなんでしょ？
　はい、その通りです。
　これが取れた時にはもう「うわぁ！」ってなります(笑)

→まるちゃん。百人一首の魅力は？
　強い相手の得意な札を取れた瞬間の気持ち良い感じが凄い好きです。
→練習って相当キツイんじゃないかなと思ったんだけど、
　みんなジャージ着てやってたりするんだけど膝の所がすり切れていたり
　するんだよね。何時間も練習して破れたの？
　はい。
→そのくらいハードなわけで、辛くて辞めようかなって思った事はないの？
　ないですね。やっていることが楽しいので、凄い好きです。
→部活の源は？
　勝ちたい相手がいるんで、その相手に勝つ事です。
→ちなみにどこの学校の子？
　ノートルダム清心、尾道東、総合技術高校です。

→最後の一人。お名前どうぞ！
　やよいです。
→この古典研究部に入ろうと思ったきっかけは何だったんですか？
　中学校では古典研究部っていうのは無くて、どうゆうものなんかな？って
　思って入部しました。
→実際に入ってみてどうですか？
　凄いハードで、最初はちょっとヤダなって思った時期もありました。
→何があって楽しくなってきたの？
　歌を覚えてきて取れるようになったりして、ちはやふるも読んでやる気出て、
　今では凄い楽しいです。
→最後に、あなたにとって競技かるたとはどういった存在ですか？
　古典をより楽しくさせるものです。
→ちなみに、国語の成績は良いんですか？
　あ、良くなりました！

部員４人のうち３人が部活の源をちはやふるって答えてくれてね。”ちはやふる”って少女漫画なのですが、１０月にはテレビアニメ化も決定しております。広島で放送されるかはまだ解りませんが・・・。
市呉の古典研究部にも単行本”ちはやふる”が置かれているわけですよ。しかも顧問の先生の私物(笑)そして、大窪シゲキ、かるた競技に興味を持ったキッカケが”ちはやふる”だったりするんですよね。
かるた競技って本当に素晴らしいから、皆に広めて欲しいなっていう想いもあると思うんですよ。「あなたにとって百人一首とは？」って聞くと「古典を楽しく、より好きにさせてくれる楽しいもの」「自分の世界を広めてくれるもの」「マイナーだけど、マイナーだからこそ一緒にやっている仲間が連帯感を持てる競技です」ってね。この連帯感を持って、目標の全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会に是非来年は出場して欲しいなと思います！！期待してます！
最後に、みんなに好きな歌を持ってもらいました♪



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