今年被爆70年を迎える広島。
9ジラジでは、9ジラーと一緒に平和について考える時間として
9ジラジ平和企画を行っています。
今回は、『高校生の描く「青い絵」』という企画に参加している
国泰寺高校 美術部 2年生の
吉本 愛梨さんと川本 裕子さんと中川 佳央さんにお話をお伺いしました。
第40回全国高等学校総合文化際<2016ひろしま総文>で
『高校生の描く「青い絵」』という企画があるのですが
そこで広島の高校、38校が「青い絵」を出展します。
この「青い絵」は
平和を意識してのヒロシマの青い絵。
悲しい広島の過去から明るい未来に向かっていく希望が感じられる作品という
大きなテーマがあって、参加するそれぞれの学校でコンセプトを考えて
青のみで絵を描きます。
国泰寺高校美術部のコンセプトは
「水-命」
「この作品に取り掛かる前に”水と命”。
この2つがどのように
関わりを持っていくか、しっかりと話し合ってから
キャンパスに筆をおろしました。」
キャンパスの大きさは
たて3.6m よこ2.7m!!
最初の一筆はとっても緊張したので、3人で筆を入れたそうです。
水の弾け具合が明るい未来を連想させるよね!
よーく見ると、ぼかしてあったり、細かい線がたくさん書かれてあるんです!
飛び跳ねた水しぶきが、水面に反射しているように書きたかったそうで、
顧問の佐古先生に相談しながら書いたそうです!
3人とも広島で生まれ育った女子高生。
川本さんはおばあちゃんから被爆体験を聞いたことがあるそうで、
自分と同い年の頃に、原爆が落ちて、
話を聞くと想像できないくらい悲惨なもので、
びっくりしたと教えてくれました。
彼女たちはこの作品を通じて
「いままで被爆が身近に感じられなかったけど
絵を描くことを通して改めて
みんなで平和について考えるキッカケになりました。」
と平和への思いを語ってくれました!!
第40回全国高等学校総合文化際<2016ひろしま総文>
『高校生の描く「青い絵」』は
8月7日に、広島県立体育館武道場で行われます。
それぞれの学校の美術部の想い。
見て感じてほしいです。
最後に彼女たちがメッセージを届けてくれました。
「平和について何をすればいいかわからないという人も
平和のためを思って描いたので
38校の”青い絵”を見に来るだけでも
考えるキッカケを得ることができると思います!」
国泰寺高校 美術部
吉本 愛梨さんと川本 裕子さんと中川 佳央さん!!
本当にありがとうございました!