國學院大學 presents WAゴコロ部~JIMOTO調査隊~! 第5回目の調査テーマはコチラ!
『広島が誇る伝統工芸品、”宮島のしゃもじ”について調査せよ!』
“日本三景”宮島の伝統工芸品に、「宮島しゃもじ」があります。
カープやスポーツ観戦でしゃもじを使った応援を見かけたことがあるよね!
広島が誇る伝統工芸品であり、お土産としても人気のしゃもじについて調査すべく、宮島へ行ってきました!!
一緒に調査してくれたのは、 廿日市西高校の写真部のみんな★
そして今回は、そんな写真部のみんなに写真を撮ってもらいました!
お話をお伺いしたのは、宮島でしゃもじを製造されていらっしゃる、
「小田木工所」の、小田隆一さん!
しゃもじ職人一筋、この道40年以上の小田さんは、本当に元気でパワフルな方!!
小田節炸裂でした!
そんな小田さんの作業場も見せていただきました!
宮島のしゃもじは、誓真(せいしん)さんという修行僧が考案したもので、神社の弁財天からヒントを得て、弁財天の持つ琵琶の形に似たしゃもじが生まれました。
その後、昭和40年頃に機械化し、さらに生産量が増え、今に至るんだそうです。
みんな興味津々!シャッターチャンスは逃さない!
廿西調査隊はみんな楽しんで調査してくれました!
専用の機械で削られたしゃもじ。
これをやすりで整えます。こういった作業はもはや感覚なんだとか!まさに職人技!
2本を持って鳴らすと「カチカチ」=勝ち勝ちで、”勝利”につながることから、そして「敵を召し取る」、「幸せを召し取る」ということで、しゃもじは縁起物とされています!
カープが初優勝した時、小田さんは発注を受けて、3万本のしゃもじを作ったそうです!すごいよね!!!
そんな小田さんが作るしゃもじを、小田さんが一人ずつプレゼントしてくれました!嬉しい~!!
さらに!!
廿日市西高校の写真部のみんなに、大きな大きなしゃもじをプレゼントしてくださったんです~!!
小田さんが「ここに寄せ書きしたらえぇようになるんじゃけ、書きんさい!」と言ってくれ、 みんなで書き込みました!
大きなこのしゃもじは、廿西写真部の部室に飾ってあります!
このしゃもじも、代々受け継いでいってほしいな!
いろいろなお話をしてくださった小田さん。
「儲からんのも、伝統じゃ。」という言葉が印象でした。
跡継ぎはいないそうなんですが、でも「命ある限りやる! うちのしゃもじは本物じゃけ!」と豪快に語る小田さんの笑顔が素敵でした。
若い世代へのメッセージは、「元気でおりゃ、なんとかなる!」
本当にそう!みんな元気に、小田さんに負けないように頑張ろう!!
そして、広島に伝わる伝統を伝えていこう。
廿日市西高校JIMOTO調査隊のみんな、小田さん、常村先生、商工会の折井さん、心からありがとうございました!!