9ジラジ平和企画 「原爆詩の朗読」

9ジラーと一緒に「平和」について考える時間として

8月9日の9ジラジは「平和企画」をお届けしました。

平和公園の中にある、「国立広島原爆死没者追悼平和祈念館」

9ジラーのみんなは行ったことありますか?

ここは、原爆でお亡くなりになった方を心から追悼する場所で

遺影やお名前を見ることが出来たり、被爆体験記や証言映像など原爆に関する

貴重な資料を見て、学ぶことの出来る場所なんです。

ここでは「被爆体験記や原爆詩の朗読会」も行われていて

以前オオクボックスが参加して体験して心を動かされたので

今回は「原爆詩の朗読」を9ジラーと一緒に体験してきました。

160806kikaku_1.jpg

普段、学校で「伝える」ということに取り組んでいる、

舟入高校3年生の森本綾乃さん。

崇徳高校2年生の檜垣健隆くん。

森本さんは、演劇部で「原爆劇」に取り組んでいます。

原爆劇を観て、8月6日の時に何があったのかということを知ってもらい

平和のことを考えてもらったり、周りの家族友人に伝えてもらえたら

嬉しいなぁという思いで演劇を通して「伝える」ことに取り組んでいます。

檜垣くんは、新聞部で色んな記事を書いて報道したりされていて、

平和についても取り上げて新聞から「伝える」ことに取り組んでいます。

先日もオバマ大統領の来広を新聞部員と取材して新聞を作成したそうです。

そして原爆詩の朗読を聞かせてくださったのは、

朗読ボランティアの網本えり子さん。

この朗読会は平成17年から始まり、網本さんは開始時から

参加されており、今年で11年になるそうです。

fser.JPG

朗読会が始まったキッカケは、

どうやって被爆体験を次の世代に伝えていくか模索していく中で、

戦後からすぐに書き始められた貴重な被爆体験記を

人の声で伝えていくことで、当時の状況を伝えていくことが

できるのではないかという思いで始まったそうです。

網本さんの朗読を聞かせて頂いて、実際に森本さんと檜垣くんにも

自分の声で言葉で、原爆詩の朗読を体験しました。

fgstk.JPG

檜垣くんが朗読したのは兄弟の話。

家の下敷きになってしまった弟に

水をくんでやれなかった。

という状況の詩でした。

妹が居る檜垣くんは、「弟」を妹に置き換えて

想像しながら朗読したと話してくれました。

森本さんが朗読したのは、家族の話。

トマトが食べたいよしこちゃんという女の子

お母さんが買い出しに行っている間に亡くなってしまいました。

詩を書いた女の子とお母さん、みんなで泣いたという詩。

読んでいて、辛かった気もするし、悲しかった気もする・・・

私なんかが読んでよかったのかな・・・・

そんな気持ちになりました。と話してくれました。

cvsy.JPG

2人の朗読を目の前で聞いていた、網本さんは、

本当に若い人の朗読には、力があります。

すごく人の心を動かす力がある。

そう感じましたと、強く語ってくださいました。

cgkuyasdtr.JPG

「被爆体験記・原爆詩の朗読会」日本語の回は、

毎月第3日曜日 午前11時~ / 午後2時30分~

今月は8月20日(日)です。

網本さんもこの日、いらっしゃるそうです。

事前予約はいりません。

よかったら、9ジラーのあなたも、参加してみませんか?

いえ、まずは「国立広島原爆死没者追悼平和祈念館」を

調べたり、興味を持ってみませんか?