WAゴコロ部~JIMOTO調査隊~、 今回の調査テーマは!
『”松永の下駄”について調査せよ!』
今年、市制100周年を迎えた福山市の西の端、尾道市の隣にある松永は、
下駄の生産日本一で、「下駄といえば松永」と いわれるほど下駄が有名。
今回は松永高校の生徒会のみんなと調査隊を組んで、
松永はきもの資料館(あしあとスクエア)に調査に行ってきました!
今回松永の下駄についていろいろと教えてくださった、内田さん!
松永はもともと塩田で塩を作る町でした。
値段が高くて庶民がなかなか買うことができなかった下駄を、
松永の職人さんが工夫し、塩を煮詰める薪を使って下駄を作りました。
材料が安くなったことで値段も安く庶民にも買えるようになり、
一気に広がっていったそうです。
あしあとスクエアには当時のことがわかるものがたくさんそろっています。
巨大ぞうり!こんなものなかなかお目にかかることがない!
下駄だけでなく、はきものの歴史がわかる資料、現物が
本当にたくさん展示されています。
みんな熱心にじっくり見て、あっという間に時間が経ってました。
いま下駄づくりに携わっていらっしゃる方は、10人。
大量生産をしていた当時よりはずいぶんと減ってしまったけど、
これだけの下駄職人さんがいるのは、日本で一番。
だから、日本一の下駄の街というのは、ずっと続いているんです。
すごいよね!
松永高校のみんなも、内田さんのお話を聞いて、
普段の生活ではあまり身近ではなかった下駄が、
誇れるものなんだということを実感していました。
このあしあとスクエアは、1000人を超えるボランティアの人たちが
運営を手伝っています。
地域の人たちは、時代を担う若者たちに継承したいという強い思いがあります。
「下駄や塩やい草の繁栄があって、今の松永がある。
だから若い世代がその歴史を引き継いでいって、誇りにしてほしい」と、
内田さんからみんなへメッセージを送りました。
今週末9/18(日)JR松永駅周辺、福山市西部市民センターで
開催されます! 松永高校のみんなも参加するとのこと!
みんなぜひ遊びに行ってみてね!!
下駄に魅了されたオオクボックスは、帰りに下駄を買って、
さっそく履いて帰りました!
内田さんの履いている下駄は特別な下駄!
た、高い!バランスとるのが大変そうじゃ~!
松永高等学校JIMOTO調査隊のみんな、内田さん、そして坂本先生、
心からありがとうございました!!