毎月第1、第3月曜日は「広島大学 Radio Campus」のコーナー!
広島大学の先生や学生にインタビューをして
先生の研究や学生が取り組んでいることについてお話しを伺うコーナーです!
今月からはYASUが担当します!
今回は、広島大学大学院医系科学研究科の 坂口 剛正先生と電話を繋いでインタビューしました!
先生はウイルスについて研究をされているのですが、
インフルエンザウイルス、
パラミクソウイルス(麻疹、オタフクかぜのウイルスの仲間)の研究からはじまって、
最近は、ウイルス消毒剤の研究もしていて
いろいろなウイルスを扱っているそう!
ウイルスの研究をすることによって
生物の進化などの理解が進む、
ウイルス病の予防と治療に利用することができる、
ウイルスを道具にして利用する、
といった影響を世の中に与えているそう!
今、連日ニュースで流れている「コロナウイルス」は、
肺炎(呼吸器感染)を起こすウイルス。
インフルエンザウイルスと似たところがあるのですが、
新しいウイルスなので、誰も免疫(抗体)をもっていないので
みんな感染する可能性があります。
爆発的な流行が起きてしまうと、
病院に患者が押し寄せて、病院がパンクしてしまい、
治療ができなくなることが心配されています。
感染しないために今できることを先生に聞いてみると、
「普段から皆さんも気を付けていると思いますが…
◆規則正しい睡眠や食事で体調を整えて免疫を維持すること。
◆手洗い・うがい、マスクをきちんとすること。
◆人が多い場所へ行かないこと
が挙げられます。」
と教えてくださいました。
今先生の実験室ではコロナウイルスを使って実験していて、
抗体を測定しているそうで、
抗体という血液の中のものを調べると
かかったことがあるのかどうかといったことまでわかって、
他の研究室とも一緒に調べています。
抗体があれば、もうコロナウイルスにもかからなくなっていく
ということを教えていただきました。
最後に10代へメッセージ!
「コロナウイルスは、予防措置をしていれば大丈夫だし、
時間が経てば流行も収まります。
今籠もっているのもなにかちょうどいい機会だから、
勉強しておきましょう!」
坂口先生、今夜はありがとうございました!