広島大学 Radio Campus 第35回!

毎月第1、第3月曜日は「広島大学 Radio Campus」のコーナー!

広島大学の先生や学生にインタビューをして

先生の研究や学生が取り組んでいることについてお話しを伺うコーナーです!

今月からはYASUが担当します!

今回は、広島大学大学院医系科学研究科の 坂口 剛正先生と電話を繋いでインタビューしました!

先生はウイルスについて研究をされているのですが、

インフルエンザウイルス、

パラミクソウイルス(麻疹、オタフクかぜのウイルスの仲間)の研究からはじまって、

最近は、ウイルス消毒剤の研究もしていて

いろいろなウイルスを扱っているそう!

ウイルスの研究をすることによって

生物の進化などの理解が進む、

ウイルス病の予防と治療に利用することができる、

ウイルスを道具にして利用する、

といった影響を世の中に与えているそう!

今、連日ニュースで流れている「コロナウイルス」は、

肺炎(呼吸器感染)を起こすウイルス。

インフルエンザウイルスと似たところがあるのですが、

新しいウイルスなので、誰も免疫(抗体)をもっていないので

みんな感染する可能性があります。

爆発的な流行が起きてしまうと、

病院に患者が押し寄せて、病院がパンクしてしまい、

治療ができなくなることが心配されています。

感染しないために今できることを先生に聞いてみると、

「普段から皆さんも気を付けていると思いますが…

◆規則正しい睡眠や食事で体調を整えて免疫を維持すること。

◆手洗い・うがい、マスクをきちんとすること。

◆人が多い場所へ行かないこと

が挙げられます。」

と教えてくださいました。

今先生の実験室ではコロナウイルスを使って実験していて、

抗体を測定しているそうで、

抗体という血液の中のものを調べると

かかったことがあるのかどうかといったことまでわかって、

他の研究室とも一緒に調べています。

抗体があれば、もうコロナウイルスにもかからなくなっていく

ということを教えていただきました。

最後に10代へメッセージ!

「コロナウイルスは、予防措置をしていれば大丈夫だし、

時間が経てば流行も収まります。

今籠もっているのもなにかちょうどいい機会だから、

勉強しておきましょう!」

坂口先生、今夜はありがとうございました!