みんなで「HIV・エイズ」について勉強しよう!第2回

今日から4日間、9ジラーと一緒に「HIV・エイズ」について勉強していきたいと思います!

6月1日~7日までは「HIV検査普及週間」。

HIV・エイズのことを正しく知って、自分のために、これからできる大切なパートナーのために必要なことなんだ!ってことを知ってほしいと思っています。

今週は9ジラーでもある広島市東保健センターの岩橋慶美先生に、HIV・エイズについて教えていただきます!

まずはじめに、「HIVとエイズ」の違いについて。

HIVは「人免疫不全ウイルス」というウイルスの名前です。エイズはHIVに感染して1か月後くらいにインフルエンザのような高熱の症状が一時的に出ますが、その後は無症状になります。

エイズを発症するまでの潜伏期間は数年以上。その間は症状がないため、HIV検査を受けなければ感染に気付きません。

HIVに感染する原因は3つあり、1つ目は血液による感染、2つ目は感染しているお母さんからお子さんに感染する母子感染、そして3つ目が性行為による感染です。それ以外の日常生活でHIVに感染することはありません。

感染しているヒトと同じ食器を使ったりすること、汗や涙、咳やくしゃみでは感染しないので、必要以上に恐れることも心配することもありません。

感染を防ぐために、一番気を付けないといけないのは、性的な接触による感染です。

その場の雰囲気に流されて、むやみに性行為を行わないというのも一つの選択ですが、好きな人ができたら触れ合いたい、という気持ちが起こるのも当然のことですよね。

そのときは、安全な性行為を心がけてください。安全な性行為にはコンドームが必需品。

コンドームは赤ちゃんができるのを防ぐだけでなく、性感染症にかかるのを防いでくれます。

最初から最後まできちんと使用することで、HIVに感染することは確実に防げます。

これは自分のため、そしてこれからできる大切なパートナーのために大切なことです!

明日(6/3)はHIVによる偏見や治療法の進歩についてお話を伺っていきます!