毎月第1、第3月曜日は「広島大学 Radio Campus」のコーナー!
広島大学の先生や学生にインタビューをして
先生の研究や学生がどんなことに取り組んでいるのかを伺うコーナーです!
今回は、広島大学 大学院 工学研究科長・工学部長の菅田淳先生にインタビューしました!
広島大学の工学部は、なんと今年で創立100周年!
長~い歴史があるので、「広島大学の研究」から生まれて
僕たちの生活に関わっているものもたくさんあるんです!
工学部は、工学を通じて人の社会のために働く人材の育成を目指しています。
分野としては、機械系、電気・電子、化学、建築・土木といったものがあり、
それぞれの領域に応じた専門科目を勉強できます。
そんな広島大学工学部には「大型曳航水槽」という
ここにしかない、日本国内最大級のサイズを有する水槽試験装置があるんです!
船の水の抵抗を実験をするための装置!
めちゃくちゃ大きい~~~!!!!!
この装置を利用して、エネルギー効率のいい船を作るために実験をしています!
最近では、船ではなく「車」を沈めて実験していて、
車が実際に動いているときの空気抵抗を測定するのは難しいのですが、
この実験では水の流れを実際に走っているときの風の流れとして捉えることができるんです!
これは、自動車メーカーが車のボディを作るときに活かされています!
世の中にあるもので広島大学工学部から生まれたものには
ナノイー(帯電微粒子水)という従来のものより除菌・脱臭をするすごい水の分子があるそう!
広島大学でナノイーを作るには大きな装置が必要でしたが、
ナノイーに注目したパナソニックという会社がが装置を小さくする研究をして
エアコンや空気清浄機などの家電に取り付けることができて、普及しました。
研究から生まれたものが普及するには、いろんな企業の技術者の力が必要なんだそうです!
最後に10代へメッセージ!
菅田先生「若い皆さんには無限の可能性があります。
夢に向かってがんばって欲しいですが、1つのことだけをやっていてはだめです。
叶えるためには幅広い知識が必要だと思います!
いろんな体験をして夢を叶えて欲しいです!」
菅田先生!心から、ありがとうございました!