毎月第1、第3月曜日は「広島大学 Radio Campus」のコーナー!
広島大学の先生や学生にインタビューをして
先生の研究や学生がどんなことに取り組んでいるのかを伺うコーナーです!
今回は、医学部の粟井和夫先生にインタビュー!
CTという医療機器の研究について
そして、創立75周年を迎える広島大学医学部について
お話を伺ってきました。
CTは体のなかを撮影する機械で
粟井先生は、CTを使ったときに起きてしまう
「放射線被ばく」の量を減らすための研究をされています。
ドラマや漫画でよく聞くレントゲンと原理は同じ!
でもCTのほうが、より詳しく体を見ることができるそうです。
とても便利な機械ですが、CTの検査には隠れた危険が・・・
CTを使う検査を受けつづけると
発がんの危険性が高まってしまいます。
1回、2回なら問題はないけど
何度も受けると、危険性がどんどん高まっていきます・・・
ただ放射線の量を減らすだけだと
出来上がる画像の画質が落ちてしまうそうです。
それでは見えづらくて診断の役に立たないので
粟井先生は、画像の画質を落とさず
放射線の量を減らす研究をしています!
さらに
広島大学の医学部についても聞いてみました!
広島大学医学部は
なんと、創立75周年を迎えます!
75年間の功績を聞いてみると・・・
世界で初めて原子爆弾が落とされた広島。
この街にある大学として
放射線が人体に与える影響について
70年以上も研究してきたことが
大きな功績だと答えて頂きました!
そして
「広島で放射線を安全に使用する研究をするのは
非常に意義があると思います」
とも、おっしゃっていました。
最後に受験生へメッセージ!
「人間が好きで、いろいろなことに興味を持って打ち込める人はぜひ医学部に来てください。
具体的には、人の痛みに共感できる人、医療を通して地域・社会に貢献しようとする意欲のある人
責任を持って周囲の人と協調して働くことができる人などが医療従事者に向いています。
また、理科オタクな人なども医学研究者に向いていると思いますので歓迎です。
探求心が強く、ひとつのことに興味を持って実験することが好きな人は
医学研究者に向いていると思います。
現場で働くお医者さんはもちろんですが、例えば”がんはなぜ起こるのか”などを研究する人も
医学の発展のためにとても大事なことです。
理科だけでなく、最近はコンピューターを使った研究もあるので
数学が好きな人なども向いていると思います」
粟井先生!
心から、ありがとうございました!