今日のゲストは、狂言大蔵流の名門、茂山千五郎家の茂山正邦さんをお迎えしました。
茂山正邦さんは、文化庁芸術祭新人賞(2005年)、京都府文化賞奨励賞(2008年)
などを受賞されています。
京都を拠点に活動されていますが、月に一度は教室のために広島に来て、
狂言を教えています。生徒さんの8~9割は女性なんだそうですよ!
そんな茂山さんは、4歳で舞台に立ち、物心つく前から稽古をされています。
茂山さんにとって狂言の稽古は、ご飯の後の歯磨きと同じ感覚だったそうで、
小学3~4年生の頃までは、みんなもやっている、当たり前なことだと
思っていたそうです。
古典芸能には能や歌舞伎などがありますが、狂言は唯一「喜劇」。
難しいセリフの言い回しは、今風に変えています。
茂山さんに、狂言についての思いを伺ったところ、
「650年の歴史のある古典芸能ですが、取り扱う題材は
ちょっとした、身の回りに起こる事件を演じています。
ひとつの演目も20分から30分なので、日本の古典芸能の入り口として
気楽に楽しんでもらいたい」
とお話しされました。
4月19日(土)には、「第三回 厳島神社 奉納狂言会」が開催されます。
午後7時から、厳島神社の能舞台にて。
チケットは一般5,000円(当日5,500円)
≪さくらぴあ倶楽部会員500円引≫
興味を持たれた方は、この機会に狂言を体験されてみてはいかがですか?
茂山正邦さん、ありがとうございました!