「The FACE」
このコーナーでは、広島のさまざまな分野のトップ、V.I.Pの方々に
毎月お一人づつ、お話を伺っていきます。
11月の「The FACE」は、1963年6月19日生まれ
現在53歳でいらっしゃいます、
佐伯醤油有限会社 代表取締役 阿須賀謙治さんの
インタビューをお届けしています。
3週目のテーマは、『醤油の魅力』
阿須賀社長は、11年前に実家の醤油屋を継がれましたが、その前は
サラリーマンとして20年間働いていらっしゃいました。
ですが、離れていても醤油の香りを”懐かしい”と思うなど、醤油好きの
DNAが染みついていると実感されていたそうです。
現在、阿須賀社長は、醤油の魅力を知ってもらうため
「醤油ものしり博士」として、自ら小学校に訪問し、醤油づくりの授業
を行っています。
「醤油ものしり博士」とは、研修を受けたうえで日本醤油協会から
任命されるもので、広島県内ではまだ7名しかいないそうです。
授業の目的は、醤油を好きになってもらうこと。
そのために、黒板を使って教えるのではなく、実際に醤油づくりの工程
を実践して、工程を経て変化したもろみや材料を嗅いだり食べたりして
もらって、子ども達の五感を刺激しながら授業を行っているそうです。
「食べないと物足りなくなってくる感覚があるように、香りや味はすでに
日本人のDNAに組み込まれている。そのDNAが海外の人にも浸透し
はじめていると思う。」
世界文化遺産として、海外で和食への関心が高まっていますが、その支え
となっているのは、醤油といった調味料だと阿須賀社長はおっしゃいます。
“和食文化の支え”を誇りに、醤油づくり、そして醤油の魅力を伝えている
阿須賀社長。
来週は、そんな阿須賀社長の休日について伺っていきます。