みんなで減災

きょう3月11日で、東日本大震災から9年が経ちました。

今日をきっかけに、いまいちど、防災、減災について考えていただきたいと思います。

スタジオに広島県「みんなで減災」推進大使、広島FM磯貝修也アナウンサーをお迎えしました。

震災の教訓を生かすためにも、震災の記憶を風化させないことがとても大事です。

災害はいつ、どこで起きてもおかしくはありません。

今後起こりうる災害を決して「他人事」と捉えるのではなく「自分事」と捉え、

一人一人が防災を取り組むことが大切です。

私たちができる取組の一つとして、もしもの災害に備えて非常持出品や備蓄品を準備したり、

家具等の転倒防止対策をしたり、ということがあげられます。

この機会に非常持ち出し品や備蓄品の準備、家具の転倒防止対策といった自分の家での

備えについて改めて確認してもらいたいと思います。

広島県では、防災の機運が高まる東日本大震災の発生日である3月11日の前後の機会を捉え、

今月15日まで「みんなで減災」備えるフェアを実施してします。

県内のスーパーやホームセンター、コンビニエンスストアなどの協力により、

防災グッズの特設コーナーの設置や商品ポップを使って

防災グッズとなる商品の紹介と販売を行っています。

毎日のお買い物がてら家族での備えができているか点検して、

この機会に「備蓄品」や「非常持出品」を揃えておきたいですね。

備えるフェア期間中ということで、磯貝さんが準備している非常持出袋を持ってきて頂きました。

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中には非常食や懐中電灯、携帯ラジオなど入れています。

非常持ち出し袋に入れて、持ち運べる目安としては水は500mlを3本程度ですが、

備蓄としての水の確保の目安は大人1人につき1日2~3Lの飲料水が必要と言われています。

水や食料の備蓄は最低でも3日分、大規模災害となれば1週間とも言われています。

それが家族の人数分必要ということになります。

そしてモバイルバッテリーも必要不可欠です。

災害中に優先度が高いのは正しい情報を得ることや家族との安否確認です。

大災害が発生したときに電気・ガス・水道・通信などライフラインが

とまってしまう可能性が高いので充電ができるものは優先度が高いですよね。

非常持ち出し袋の重さは男性は15キロ、女性10キロ以内が目安です。

必要なものだけ入れるようにしておきましょう。

携帯ラジオも必須です。

スマホでもラジオを聞くことができますが、もし電源が切れたときのために情報収集のためラジオは必要です。

またこのカバンにはホイッスルがついています。

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閉じ込められたとき声を出すのには限界がありますので、そんなとき、

笛は自分の場所を知らせるために便利です。

ちなみにこのホイッスル、キャップを外すと中に

緊急連絡先などが書かれた紙が入っています。

災害はいつ起こってもおかしくないので、日頃から災害への備えをしておきたいですね。

きょうは広島県『みんなで減災』推進大使、磯貝修也さんにお話を伺いました。

磯貝さん、ありがとうございました!

以上