3月12日(木)もしもしWEATHER通信

今日の「もしもしWEATHER」は、

廿日市市消防本部 ソナエントくんとお電話をつないで

廿日市市のお天気をお伺いしました♪

きょうは雲一つない快晴で、乾燥していますが暖かくて過ごしやすい陽気だったとのこと。

ソナエントくんは花粉症ですが、今年は症状もあまりないそうです!

今日も防災について教えてくださいました!

火災が起きたときにすべき行動は3つあります。

ひとつは「避難」、もひとつ「119番通報」、さらに「初期消火」ですが、今日は避難のお話をさせてください。

学生時代にした避難訓練というと、ただ先生に誘導してもらっているだけなんですが、日常生活での危ない場面では、頼れる人が自分しかいない場合もあります。

そんな時、避難する前の行動と、避難した後の行動を知っていれば、きっと役に立つはずです。

もしもあなたがマンションの住人で、自宅でくつろいでいるところに、突然火災ベルが鳴ったときのことをイメージしてみてください。

かなりびっくりするとは思うんですけど、意外と、これは何かの間違いで火災ではないぞ、と思い込もうとする方も多くいらっしゃいます。

確かに、機械の故障やいたずらで火災ベルが鳴ることもあります。

 そこで、本当に火災なのかそうではないのか、を確かめる行動をとってください。

 自分から危険を確かめる行動は、火災だけでなくどんな災害からの避難にも通じることだと思います。

 マンションであれば、入口ロビーとか管理人室に、受信機という、火災のベルが鳴った場所を示す機械があるはずですので、そこへ行ってください。

 もし、この受信機が1階を表示しているのならば、1階のどこかで火災が起きているかもしれませんので、煙や火がでてないかくまなく探ってください。

 その結果、火災であるならば、消火や119番通報をしてほしいのですが、危ない場合は逃げることを一番に考えてください。

 火元の家の人は逃げる前にドアや窓を閉めて火を閉じ込めるようにしてください。そうすると新鮮な空気が入らないので、燃え広がりを抑え、火や煙が外にでないようにすることができます。

 ただ、消防隊が室内に入る場合があるので、施錠はしない方がありがたいです。

 どうしても入れないときは窓や戸を壊して入ることもあるので、ご了承ください。

 逃げているときには煙を吸わないように、、とかいうのは学校で教わって、皆さんご存じだと思いますので、本日は割愛させてください。

 

 次に、避難した後の行動に移ります。

 逃げ終わりましたら、周囲の人たちと無事を確かめ合ってください。けがはないか、煙を吸っていないか、隣のおじいさんがちゃんと逃げているか、など避難した場所で声を掛け合ってください。

 というのも、消防隊は逃げ遅れや、けが人がいれば、まず人命救助を最優先にした活動をします。

避難した人たちからの情報提供が早ければ早いほど、すぐに救出活動をはじめることができるので、お互いに安否を確認してください。

 

 また、人命に関する情報の他にも、火元までのルート、燃え広がりの様子、危険な物はないか、など教えてもらえれば、なお消火活動が安全に、素早くできます。

 火災の被害を小さくするために、皆さんの情報が欠かせませんので、一緒に頑張っていきましょう。

 以上、避難を始める前と避難をした後の説明をしてくださいました!

ソナエントくん、ありがとうございました!