韓国映画「裸足の夢」

裸足の夢ポスター.jpg
2004年に広島で開催した少年サッカーの国際大会「リベリーノカップ」に出場した
東ティモールの子どもたちに焦点を当てた韓国映画「裸足の夢」のロケ収録が、
今年の1月に広島広域公園で行なわれ、先日そのロケ収録にエキストラとして
参加された方や関係者などおよそ200名を対象に、
広島ビッグアーチの大型ビジョンで上映会が行われました。
広島ビッグアーチ開始前 写真①.jpg
上映前にはキム・デギュン監督のトークショーも行われましたが、
その中で「優勝したことによって希望の羽が生えた
東ティモールの子どもたちのお話をしっかりと伝えるために、
どうしても広島で撮影したかった。」と話され、
監督の大きな熱意が伝わりました。
キムデギュン監督 写真②.JPG
そして、なんとこの映画は「サッカーの映画を見るならスタジアムで」という思いから、
実際に裸足になってピッチの中で観賞させて頂きました。 
なんと粋な計らい!! まさに「裸足の夢」です。
芝生の上を裸足で歩くのは本当に気持ち良かったですね~。 
贅沢なことです。
芝生 気持ちよい.JPG
エキストラ出演した子どもたちは自分が映るシーンを探しながら
映画に見入っていました。しっかり探せたかな??
僕もこんな感じで・・・。
こんな感じで観たよ.JPG
映画は、長い内戦での傷跡が残る東ティモールで、はだしでサッカーをしている子ども
たちを見かけた元プロサッカー選手のキム・ウォンガンさんが、
サッカーチームを指導することになるストーリー。
地元のサッカー協会や子どもたちの親からの妨害を受けながらも、
1年後に広島で開かれた少年サッカー国際大会に出場。
サッカーを本格的に始めて1年あまりの子どもたちが、
初出場した国際大会で優勝したエピソードが描かれています。
実話だけにとても力強く「希望」を感じることが出来る映画だと思いました。
当初、東ティモールの子どもたちが優勝する確立は0%で
1勝すら出来ないと言われていたそうです。
また始めは東ティモール国中から相手にされていなかったのにも関わらず、
決勝戦では国民みんながTVを通して「広島」へエールを送り、
優勝後は国中お祭り騒ぎ・・・。まるで「おとぎ話し」のような奇跡を成し遂げました。
でもそれは、奇跡でもなんでも無く、
子どもたちの純真無垢な思いや監督の熱意があったからこそなんですよね!
映画の中で監督が子どもたちに「別に勝たなくて良い。
後悔の無いように最善を尽くせば良い!」という言葉は忘れられません。
悲しい歴史を持つ東ティモールの国を子どもたちが明るくしてくれました。
スポーツの持つ偉大な力や可能性、希望を持ち努力するということ・・・。
とても大切なことが、この映画に詰まっていると思います。
キム・デギュン監督は11月開催の「ダマー映画祭 in ヒロシマ」の
審査員に決定し、この映画も上映される予定になっているそうです! 
ぜひ、そちらでもご覧下さい!!
もうすぐ9月!!Jリーグ戦・ヤマザキナビスコカップ・天皇杯
次に奇跡を成し遂げるのはサンフレッチェ広島だ!!
to-rock