サンフレッチェ広島オフィシャルマガジン紫熊倶楽部編集長
中野和也さんをスタジオにお迎えしました!!
素敵なNIKEの帽子を被ってto-rockと☆
Quesition:
さっそくですが先日行われたセレッソ大阪戦ですが…。
両チーム計8枚のイエローカードが飛び出したこの試合。
ご覧になられて振り返っていかがですか??
Answer:
悔しさというよりも、腹が立ってしょうがない試合でしたね。
前半終了後のハーフタイムと試合直後に、僕も長いこと取材していますが、
ビッグアーチが見たこともないようなブーイングに包まれた。
もちろんそれは選手に対してではないということは、
その試合をご覧になられた方ならお分かりだと思います。
そういう状況のなかで、一種異様なゲームだったと言うしかないですね。
Quesition:
サンフレッチェ広島はあんなアンフェアなチームではないですよね!?
Answer:
もちろんです!去年はフェアプレー賞ももらっていますし。
今年は少しはカードを多くもらっていますが、決してラフなプレーではない。
むしろ、審判への異議も今年は少ないハズです。
なんて言うんですかね…球際に激しくいくチームではありますが、
球際に激しくいってコンダクトプレーをするということについては、
今の審判の流れ的に認めていこうじゃないかという傾向があると思います。
ですから昔に比べて、FKの数も少なくなっていると思います。
そういう状況の中で、サンフレッチェは球際に激しくいって戦って
パスサッカーをやっていこうというチームなんですね。
決してアンフェアではありません。
Quesition:
難しいとは思いますが、みんなが納得できるようなシステムができるといいですね。
Answer:
なので、審判が今3人であることの意味がどこにあるのかとか、
FIFAもいろいろ実験しているみたいですね。
例えば、テニスでもあんな狭いコートなのに6人も9人も審判がいますよね。
あるいはプロ野球や相撲のようにビデオ判定を用いたりとか。
あんな広いピッチのサッカーを3人でやるのは、僕は到底無理だと思うんですよね。
昔と違って強いし早いし、コンダクトプレーもガンガンあるし。
そして今回に限らず、1人の退場が大きく試合に影響を及ぼしてしまいます。
なので、昔の伝統を守りつつ、新しいテクノロジーの開発や、
システム転換などが必要じゃないかと思います。
Quesition:
ジャッジのことは置いておいて…それまではいかがでしたか??
Answer:
うーん…僕は、決して広島のサッカーができていたとは言い難いと思いますね。
やっぱり余裕がないし、目立つのが、後ろで回していてプレスをかけられて、
そのあと西川周作にボールを戻したあと、
長いボールがパーンと飛んで相手ボールになって、
また相手にポゼッションさせられるというシーンが多かったですね。
これはセレッソ戦の前の試合でもそうでしたね。
今、非常に暑くて運動量がちょっと落ちているのも確かにあって、
選択肢が減っていると。
これはカズも言っていましたが、余裕がなくなっているという感じはあります。
だから、普通、サンフレッチェのサッカーというのは、
ボールを持った人間が3つも4つも選択肢が必要なんですが、今はないです。
だからハメられる。セカンドボールを取られる…。
例えば、プレスをかけられても、いい時だったら西川選手に戻すときに、
他に2つも3つも選択肢があるんですよね。
だから、ボランチにスパーンと通したり、サイドに出してきちっとボールが繋げられて、
20本も30本もパスを繋ぎながら、最終的にはシュートまでいけるというサッカーが、
サンフレッチェのサッカーなんです。
もちろん、相手が前に来ていたんで裏にスペースがあるから、裏に出す。
決して悪い事じゃないんですが、そればっかりだと困るんですよね。
僕は、結局は、失点シーンも流れの中+レフェリングに対する冷静さを失ったことでの
ミスが起こったと思いますね。
Quesition:
さあ!明日の柏レイソル戦ですが、柏レイソルはどんなチームですか??
そして、どんな試合になりそうですか??
Answer:
個人能力が高いですよね!非常に攻撃的な選手が揃っています。
そして、センターフォワードの田中順也選手は、
いまJリーグで一番ノッているストライカーですからね。
ゴール数はもちろんですが、かつての久保竜彦を彷彿とさせるような、
野性的で躍動感ある魅力的な選手ですね。
センターの守り、特にボランチには経験のある選手がいますので、
非常にバランスのとれた構成になっていると思いますね!
決して勢いだけで1位にいるチームではありません。
なので厳しい戦いになると思いますね。
そして、柏のホーム日立台では1999年から勝っていませんし、
サンフレッチェは昔からサッカー専用スタジアムには弱いというイメージがあります。
なおかつカズはいない、フルメンバーで臨む柏、休みも1日長い、
ホーム2連戦で疲労も少ない…どう考えても不利な材料ばかりです。
でも、そこを乗り越えられないとタイトル奪取っていうのは、
手元に手繰り寄せることはできないと思いますね!!
どんなチームでも、タイトルを獲るときに必ず苦しい思いをしています。
そこを踏ん張れるかどうかですね。
Quesition:
最後にメッセージをお願いします!!
Answer:
レイソル戦は厳しい戦いになると思いますが、
サポーターのみなさんのこれだけの熱い思いがあれば、
きっといい結果を持って広島に帰って来てくれると思うので、
福岡戦でたくさんの方にお会いできたらいいなと思います!!
7月12日は、紫熊倶楽部編集長 中野和也さんをお迎えしました!!
2011年7月12日 8:21 PM
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