今夜は、8月6日に行われた名古屋グランパス戦を、試合後の監督や選手のインタビューとともにたっぷり振り返りました!
今日、8月9日は、長崎原爆の日です。
そして、先日、8月6日は、広島原爆の日でした。
その、8月6日という広島にとって特別な日に、サンフレッチェ広島創設以来初となるJリーグの試合が、広島で開催されました。
当日は、「One World. One Ball. One Peace. スポーツができる平和に感謝」というスローガンのもと、スタジアム前にて様々な平和祈念のためのブースが設置されました。
平和祈念ブースでは「8.6」とスローガンの書かれた緑色の鶴を折るコーナーや、「8.6」をかたどった氷のオブジェが設置されました。
JICAブースでは、JICAの方や、元サンフレッチェ広島の中島浩司さんによる平和活動の紹介や記念バッチの配布をおこなっていただきました。
さらに、広島から世界に向けて平和を発信できる新スタジアム建設を願う「Hiroshima Peace Memorial Stadium(仮称)」の3D模型の展示もあり、動画によるPRが行われました。
エディオンスタジアムでは、Jリーグフラッグや、両チームの旗が半旗にして掲げられ、聖火台には灯が灯され、試合前から祈りの雰囲気に包まれました。
そして選手入場時には入場者全員に配られたメッセージポスターをサポーター全員で掲げ、キックオフ前には会場にいるみんなで黙とうが行われました。
ハーフタイムからは、「祈りの光」と称された、広島市の象徴でもある市内を流れる6本の川をイメージした光のアーチが点灯され、スタジアム周辺が美しい光に包まれました。
その光は山を越え、広島市中心部からも見えるように届けられ、試合後に平和記念公園からも空に伸びる6本の「祈りの光」が輝きました。
監督、選手、そしてサポーター。
サンフレッチェ広島にかかわるすべての人にとって特別な気持ちで迎えることになったこの試合は2-0でサンフレッチェ広島が勝利。
8月6日のエディオンスタジアムは、平和への祈りと、歓喜の声に包まれました。
森保一監督は試合後の記者会見で、
「8月6日という日に、スポーツがサッカーができることに感謝して臨もうということ、そして、エディオンスタジアムから、選手スタッフ、サポーターのみなさん、運営に携わるすべての人とともに、大好きなサッカーができる、見られる平和を発信していこうということを思っていました。
それが我々広島を拠点とするチームとして、広島に育てていただいたチームとして、勝利をもって、平和を発信しよう、感謝を伝えようということを選手はやり遂げてくれたと思います。」
と、特別な気持ちで試合に挑み、勝利に対していつも以上に強い思いをもって取り組んだと語ってくれました。
私たちサポーターもこれからも、ここ広島から、サンフレッチェ広島を愛し、サッカーを愛し、平和を愛するものとして、スポーツができる平和に感謝しながら日々を過ごしていきたいですね。
サンフレッチェ広島次の試合は、
8月13日(土)午後7時キックオフ。
明治安田生命J1リーグ2ndステージ第8節。
アウェイで湘南ベルマーレ戦です。