中国「歌う僧侶」

日本の時代劇を見ていると、わらで作ったような円筒形の帽子を目深にかぶって、尺八を吹きながら托鉢をして歩く人物が出てきます。これは、虚無僧=こむそうと呼ばれる、禅宗のお坊さんだということですが、中国北京の中心部では、僧侶の服装に流行のサングラス、耳にヘッドフォンをして歩く僧侶の姿が注目を浴びているそうです。「今の世の中、人々の心を掴んで仏教を広めるには、音楽が一番」と思い立って始めたそうで、自らを「歌う僧侶」と呼んでいるとか。アルバムのレコーディングや撮影会のほか、ファンと交流もはかっている彼は、すでに、アルバム1枚と、2枚のシングルをリリース。歌詞には、仏教の影響を受けた歌詞が散りばめられているそうです。