今週のドライビングミュージックは心地よいビートの春のナンバーです。紹介するアーティストは、2007年にデビューしたアメリカの男女デュオグループ「ザ・バード&ザ・ビー」です。女性シンガーのイナラ・ジョージは1970年代を代表するアメリカンバンド「リトル・フィート」で中心人物であったローウェル・ジョージの娘です。ちなみに、イナラの名付け親は、かのジャクソン・ブラウンとのこと。そして、男性グレッグ・カースティンは、10代の頃からジャズ・ピアニストとして才能を開花!ピアニストとしてボビー・ハッチャーソンやジョージ・コールマンなどと共演するなど、ジャズ畑で活躍してきました。その後、プロデューサーとしてリリー・アレンやフレイミング・リップス、ピンクなどを手掛けるなど、ジャズからポップスシーンで活躍しています。そんな「ザ・バード&ザ・ビー」の3作目が先日リリースされました。彼らは2007年にビージーズの名曲「愛はきらめきの中に」をカバーした事がありますが、今回の新作「プライベート・アイズ〜トリビュート・トゥ・ホール&オーツ」のタイトルから分かるように、全曲ホール&オーツのカバーになっています。初期ヒットの「サラ・スマイル」「リッチガール」から1980年代のヒット「マンイーター」「プライベート・アイズ」など、幅広い選曲になっています。ホール&オーツは、まさに「ザ・バード&ザ・ビー」の二人が青春時代に聞いていたサウンドだそうです。
THE BIRD&THE BEE
2010年4月10日 11:56 AM
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