今週は、現在も最前線で活躍するスーパーギタリスト「ジェフ・ベック」をピックアップします。先月最新アルバム「エモーション・アンド・コモーション」をリリースした「ジェフ・ベック」。この作品は2003年の前作「ジェフ」から7年の歳月を掛けて制作されたスタジオ作品で、ベックにとって14枚目のアルバムです。プロデューサーには、ZTTレーベルの鬼才トレヴァー・ホーンとスティーヴ・リプソンを起用し、ロンドンにあるZTTのサームスタジオでレコーディングされました。ゲストボーカルには、グラミー受賞シンガー「ジョス・ストーン」、注目のスウィンギン・シンガー「イメルダ・メイ」、そしてソプラノ歌手の「オリヴィア・セイフ」といった3人の女性が参加しています。さらに、ベックのギタープレイに加え、64人もの壮大なオーケストラが加わったナンバーも4曲収録されています。ちなみに楽曲は、プッチーニの歌劇「トゥーランドット」より
「誰も寝てはならぬ」、そして映画「オズの魔法使い」からスタンダードナンバーの「虹の彼方に」です。
今回の新作「エモーション・アンド・コモーション」は、日本国内でも話題になっていて、今月1週目のアルバムランキングで総合9位、洋楽チャートでは1位を獲得!ジェフ・ベック自身、1989年のアルバム「ギター・ショップ」以来の快挙で、実に20年振りにトップ10に入りになります。1944年生まれのジェフ・ベックは現在65歳と9ヵ月。65歳を超えてトップ10に入ったのはジェフ・ベックが歴代1位になりました。
JEFF BECK
2010年4月24日 11:56 AM
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