「LUCKY SOUL」

今週は、2007年にメジャー・デビューアルバム「THE Great Unwanted 恋はゴージャスに」で高い評価を受けたバンド「ラッキー・ソウル」です。先月リリースされたセカンドアルバム「ア・カミング・オブ・エイジ」をピックアップします。「ラッキー・ソウル」は、イギリス・グリニッジ出身のバンドで、編成は6名、特にボーカルの「アリ・ハワード」のキュートな声は、バンド最大の個性です。アルバムの資料に「サウンドは60’S MEETSニュー・ウェイブ!
ロネッツ、シュープリームスのようなモータウンやリバプール・サウンドに通ずる60’Sサウンド」と書かれていますが、究極のポップ!と言う言葉がピッタリなサウンドですね。このセカンドアルバム「ア・カミング・オブ・エイジ」は、バンドの中心人物「アンドリュー・レイドロウ」がプロデュースし、曲作りに2年、レコーディングに1年を費やして完成されました。収録曲の「LOVE3」では、アンドリューが、アリに230回も歌い直しをさせるという、音の魔術師「フィル・スペクター」ばりの完璧さを追求したとか。作品全般を通して聞くと、紅一点ボーカル「アリ・ハワード」の声が心に残ります。HFMの夕方プログラム「バイブ・オン・ミュージック」10月の洋楽パワープレイ(バイブ・オン!ワールド)「ウォウ・ビリー」をオープニングに、パンクロック風、カントリー風、モータウン風などなど、1960年代から続く、黄金のポップスが凝縮された1枚と言っても過言では無いと思います。