さて、神楽と言えば、秋の収穫を終え、豊かな実りを授けてくれた八百万の神々と先祖の魂をお迎えして奉納する農耕儀礼で、現在も全国的に様々な「形」で保存伝承されているものですが、今年の広島の神楽のフィナーレを飾るものが今日行われます。それは、各地の競演大会で優秀な成績を収めた神楽団が、その年の一番を競いあう「ひろしま神楽グランプリ」。場所は、安芸高田市にある神楽門前湯治村・神楽ドーム。車ですと、広島ICから高田ICまでが約40分。高田ICから7分位の距離になります。時間は、この後12:00からのスタートですが、今日は各団が持てる力の全てをぶつけ合いグランプリを選ぶ日ですから、夜の9:00過ぎまで行われます。しかし、今日のイベントですし、移動する時間もないという方は、明日、広島市中区袋町の旧日本銀行広島支店で、夜7:00から「ひろしま夜神楽」が行われます。広島の県北の神楽の特長は、儀式舞いに加え神話や歴史上の人物を神楽化して娯楽性の高い演目に仕上げていると言われます。今日、県北の本場で観るも良し。明日、街中で観るも良し。全国に誇れる郷土芸能にふれる週末として、出掛けてみてはいかがでしょうか?
「ひろしま神楽グランプリ」
2010年11月27日 11:55 AM
- オンエアリスト