今週は、今年2010年で結成40周年目のビッグ・グループ「ザ・ドゥービー・ブラザーズ」の新作「ワールド・ゴーン・クレイジー」をピックアップしました。1970年にアメリカ・サンホセで結成され、1970年代に日本で人気を得たグループですが、1977年には結成当時の中心人物「トム・ジョンストン」が脱退!代わりにキーボード・プレイヤーのマイケル・マクドナルドが参加し、バンドサウンドは都会的な洗練されたモノに変身します。1978年の「ミニット・バイ・ミニット」からのシングル「ホワット・ア・フール・ビリーヴ」が、グラミー賞のソング・オブ・ザ・イヤーに選ばれます。その後、洗練されたサウンドで活躍を続けますが、1982年に解散。しかし、1989年には結成当時のメンバーを中心に再結成。アルバム「サイクルズ」「ブラザーフッド」をリリースしています。今回の新作は10年振りのアルバムで、1970年代に彼らの名作の数々を手がけた盟友、テッド・テンプルマンがプロデューサーですから、結成当時のウエストコーストサウンド満載の内容です。さらに、後期ドゥービー、グラミー賞獲得の要だった「マイケル・マクドナルド」もゲスト参加!トム・ジョンストン期の快活ギター・ロックから、マイケル・マクドナルド期のAOR色の強いサウンドの両方が聴けるアルバムになっています。
「THE DOOBIE BROTHERS 」
2010年12月4日 11:55 AM
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