「DAN BAKER」

今週のアーティストは、イギリス南部の街「ボーンマス」を拠点に活動する「ベイカー・ブラザース」の一人「ダン・ベイカー」のソロデビュー作をピックアップします。「ベイカー・ブラザース」は、今日紹介の兄「ダン・ベイカー」と、弟「リチャード・ベイカー」兄弟に、友人のクリス・ペドリーを加えた3人組。2003年のデビュー作に続いてリリースされた、2006年のセカンドアルバム「ベイカーズ・ダズン」は、ヴォーカル曲やブラス・セクションを導入し大ヒットを記録、日本でもジャズ売り場を中心に「もっとも売れるジャズ・ファンク・バンド」として知名度は高いようです。さて、バンドとは別に、今回ソロアルバム「モノフォニック・オーケストラ」をリリースした「ダン・ベイカー」は、ギター、キーボードを中心にバイオリンなど、マルチな才能を発揮するプレイヤーで、生まれ持った音楽の才能、センスに加え、メカニックにも強いマルチアーティスト。あの「スティング」の娘にもプライベートで教えていたそうです。ステージでは可能な限り、全パート同時プレイで、体を全て使い演奏する!と言いますから、視覚的も非常に面白いソロプロジェクトのようです。選曲は、スペシャルズの「ギャングスターズ」、ブッカー・Tの「ジャマイカ・ソング」、ジャミロクワイの「ヴァーチャル・インサニティ」、ホワイト・ストライプスの「セブン・ネーション・アーミー」などなど、耳馴染みのある全12曲をセレクトしています。