今日、紹介するのはこの時期ならでは!明日、大竹市で行われるひな流し。桃の節句に飾られる内裏びななどを形づくった紙の人形を、桟俵に乗せて流す優美なこの催しは、女の子の幸福と人々の平安を願う伝統行事です。このひな流しの起源は、さだかではありませんが、平安中期に源氏が須磨の浜に出て、船にものものしい人形を乗せて海に流したという記述があります。また、江戸中期に町人文化が栄えると共に、庶民の間でも古くなったひな人形を水辺で流し、厄払いや縁結びの祈念がなされました。明治末期から大正初期には、こうしたひな流しが随所で見られましたが、次第に衰えていき、戦後になって復活。大竹市では、この行事を始めてから30年以上続いています。では、この流しびなが行われる場所はと言うと、小瀬川流域のメイン会場である木野両国橋下の河原、穂仁原小学校前の河原、青木神社前、住吉神社前4カ所になります。イベント開催時間は、明日3月6日・午前10:00からお昼12:00まで。メイン会場での流し始めは、午前11:00からとなっています。伝統行事にふれて、タイムスリップしたかのような体験を味わいに出掛けてみてはいかがでしょうか?
大竹市「ひな流し」
2011年3月5日 11:55 AM
- KENSHI’S NAVI