「PAUL SIMON」

今週は、2009年の17年振りの来日公演が話題になった、「サイモン&ガーファンクル」のポール・サイモン、5年振りの新作「ソー・ビューティフル・オア・ソー・ホワット」を紹介しましょう。このアルバムは、1975年のグラミー賞で、「最優秀アルバム賞」を獲得した「時の流れに」をはじめ、1970年代からの付き合いとなる巨匠、フィル・ラモーンとの共同プロデュース作品になっています。ラテン、レゲエ、アフリカン、ボサ・ノヴァ、クラシック、エレクトロといった多様な音楽満載の意欲的な音作りになっています。ちなみに、ライナー・ノーツの執筆は「エルヴィス・コステロ」で、彼はこのアルバムを「この注目すべき、思慮深く、時には喜びに溢れるアルバムは、ポール・サイモンの最も素晴らしい作品として認識されるに値する」とコメントしています。ポール・サイモンは、サイモン&ガーファンクルとして、
そしてソロ・アーティストとして輝かしいキャリアを誇り、ビートルズやボブ・ディランと共にロックの歴史を形作ってきた最高のシンガー・ソングライターですから、今回の新作は期待のアルバムと言ってもいいのではないでしょうか。