今週は、オランダの国民的シンガー「トレインチャ」の新作「ニューヨークの日曜日」を紹介します。「トレインチャ」が日本で話題になったのは、昨年2月にリリースしたアルバム「ネヴァー・キャン・セイ・グッバイ」です。これは、2009年6月24日、今から2年前にこの世を去ったキング・オブ・ポップこと「マイケル・ジャクソン」に敬意を表した渾身のカヴァー作品で、「ジャクソン5」時代の「アイ・ウォント・ユー・バック」を始め、「ロック・ウィズ・ユー」、「ヒューマン・ネイチャー」などなど、マイケルの代表曲を「トレインチャ」流に歌い上げています。ちなみに彼女は幼い頃からマイケルに憧れ、12年前にアムステルダムのマイケルのショーに出演した経験を持っています。さて、今回の新作「ニューヨークの日曜日」は、ビッグ・バンドの頂上を極める、クレイトン=ハミルトン・ジャズ・オーケストラをバックにフィーチャー!マーヴィン・ゲイの名曲「エイント・ナッシング・ライク・ザ・リアル・シング」、スティーヴィー・ワンダーの「ユー・アンド・アイ」など、トレインチャが影響を受けたソウルの名曲を取り上げた作品になっています。オーケストラを率いる「ジョン・クレイトン」は、ベーシスト、作曲家、編曲家としてダイアナ・クラール、クインシー・ジョーンズ、ナタリー・コールなどのビッグアーティストへ作曲及び編曲を提供している人物です。
「TRAINCHA」
2011年6月25日 11:55 AM
- ピックアップアーティスト