映画「リアル・スティール」

明後日12日に京都の清水寺で今年の漢字が発表されます。僕の予想ですと、「絆」が選ばれるような気がするんですが、では、今日はこの「絆」が作品のテーマになっている映画「リアル・スティール」を取り上げます。作品の舞台となるのは、2020年辺り。この頃のボクシングと言えば、人間同士が戦うのではなくロボットが戦いあう時代という設定です。よりショーとして過激なものを人間が求めた結果、ロボット格闘技が主流になっていくんですね。元ボクサーで、ある少年の父親、そしてロボット格闘技のトレーナーである主人公・チャーリーをX―MEN等でおなじみのヒュー・ジャックマンが演じます。その彼のもとに、10年前自分の夢のために捨てた恋人が11歳の息子・マックスを残して亡くなったという知らせが届きます。このチャーリーとマックスの2人が旅をしながらロボット格闘技の試合に挑みながら、良き相棒・コンビとして、また親子として心の交流を深めていくというストーリーです。タイトルの「リアル・スティール」とは、本当の強さという意味。格闘技としての肉体的強さももちろんありますが、一番は精神的な心の強さとは?という部分。また、先程「絆」が作品のテーマになっている映画と紹介しましたが、即席とも言える親子が困難を乗り越えていきながら深めていく「絆」の行方がどうなるのか?という所。この2つのポイントを軸に観たら楽しめると思います。もちろん、格闘技好きも大満足のロボットの打ち合いは、すごい迫力!!後半の見せ場のシーンでは、時が経つのを忘れて入り込んでしまいました。また、日本語や漢字をボディにペイントしたロボットが登場したりと、日本人には嬉しいシーンもいくつか登場しますし、余韻を引きずりすぎないエンディングにも好感が持てましたよ。「リアル・スティール」は、広島バルト11、Tジョイ東広島等で昨日から上映がスタートしています。この週末を使って、映画の内容同様親子で鑑賞するのもいいのではないでしょうか?!