マレーシア「サメの中からメダルが」

「海の恵」と謂われるものには、魚介類や海藻類などがありますが、こういうのもそれにあたるのでしょうか。マレーシア南部にあるマラッカ州でのこと。ある主婦が、今日の夕食のおかずにとでも思ったのでしょう。市場で一匹のサメを買い求めました。家に帰り、さてとばかりにサメを調理し始めたところ、お腹の中から、なんと、一個のメダルが出てきました。よく見ると、片側に女性の横顔、反対側には十字架などが刻まれています。重さは10グラムほどで、調べたところ、16世紀にマラッカを占領したポルトガル兵士がお守りとして身につけていた物だったようです。どのようにしてサメの口に入ったのかはともかく、突然の海からの贈り物に、主婦もびっくりしたことでしょうね。