「ERIC BENET」

今週は、4月25日に通算6枚目の新作「ザ・ワン」をリリースした「エリック・ベネイ」をピックアップします。この「ザ・ワン」は、究極の正統派R&Bアルバムで、今回もいとこのジョージ・ナッシュ・ジュニアと共に制作、娘のインディアとのデュエットをアルバム中で披露しています。おしくも受賞は逃しましたが、2010年リリースのアルバム「ロスト・イン・タイム」の収録曲「サムタイムズ・アイ・クライ」で、第54回グラミー賞、ベストトラディショナルR&Bパフォーマンス部門にもノミネートされました。一方、エリック・ベネイは俳優としても活躍していて、マライア・キャリー主演2001の映画「グリッター」に出演しました。そして昨年は映画「トリニティ・グッドハート」で初の主役を演じています。さて、今回の新作「ザ・ワン」リリースを機に、来月来日公演が実現!14日(月)名古屋ブルーノート、16(水)17(木)東京ブルーノートで行われます。「エリック・ベネイ」は、1966年10月15日、ウィスコンシン州ミルウォーキー生まれ。音楽一家の5人兄弟の末っ子として育ちます。3歳でスティーヴイー・ワンダーのレコードに感銘を受け、R&B/ソウルに開眼したと言いますから、凄いの一言です。以降、紆余曲折がありましたが、1996年のデビュー・アルバム「トゥルー・トゥ・マイセルフ」でR&B/ソウル界のシンガーとして認められました。