ミュージカル「キャッツ」

いよいよ明日から広島公演が始まるミュージカル「キャッツ」。名前位は聞いた事がある方、多いでしょう。では、どんな作品なのかと言うと・・・日本におけるミュージカルの歴史の中で、最も多く上演されています。1983年11月11日に開幕したこの奇跡のミュージカル、(今年の4月30日時点で)総上演回数は、8170回、総入場者はおよそ816万人。仮に365日、一日も欠かすことなく上演したとしても22年以上かかる圧倒的記録になります。このように支持されているのは、モチロン日本だけではありません。では、このミュージカルが誕生したきっかけはと言うと、作曲家のアンドリュー・ロイド=ウェバーがアメリカへ向かう旅の途中、空港の売店で何気なく手に取った本が関連しています。それは、20世紀初頭を代表するイギリスの詩人T・S・エリオットの詩集「ポッサムおじさんの猫とつき合う法」、通称「キャッツ」。これが、のちにミュージカルの原作となります。この詩集は、実は文学的にはほとんど注目されませんでした。しかし、ロンドン生まれのロイド=ウェバーにとっては、子供の頃から慣れ親しんでいだ作品。改めて読み返してみると、猫たちが 飛び跳ねて踊るような躍動感溢れる原作「キャッツ」に、たちまち魅了されてしまうのです。この偶然から、世界でも最も成功を収めたミュージカルが生まれました。この「キャッツ」の広島公演が、いよいよ明日から始まります。会場は、上野学園ホール。一般料金は、S席9,800円 A席8,000円 B席6,000円 C席3,000円。今回の広島公演では、「ファミリーゾーン」が設定されています。対象エリアのS席・A席で子ども料金は、S席5,000円 A席4,000円。家族で楽しむならば、ファミリーゾーンがお得ですよ。チケットの予約等詳しくは、劇団四季のホーム・ページをご覧下さい。2月3日までのロングラン公演、この機会にいかがでしょうか?