今週は、2008年にデビューしたニューヨーク在住のジャズ・シンガー、「ホセ・ジェイムズ」をピックアップします。彼はミネアポリス生まれで、14歳のときにラジオから流れてきたデューク・エリントンの「A列車で行こう」を聴き衝撃を受け、ジャズミュージックにのめり込みます。最も影響を受けたミュージシャンはジョン・コルトレーンだそうです。ヴォーカル・ジャズの歴史を塗り替えたとまで言われる美声は、世界中で大絶賛され、国内外のジャズ/クラブ・チャートにランクインし、注目を集めます。2010年に名門ジャズレーベル「インパルス」と契約し、満を持してトップ・ジャズミュージシャンの仲間入りを果たしました。そして、昨年、名門ジャズレーベル「ブルーノート」への移籍が決定。通算4枚目のアルバム「ノー・ビギニング・ノー・エンド」をリリースしました。プロデューサー&ベース担当に「ピノ・パラディーノ」を迎え、同じブルーノートレーベルの「ロバート・グラスパー」、「エミリー・キング」、「インディ・ザーラ」などが参加しています。内容はジャズアルバムと言うよりもソウル、ファンク、ゴスペル、フォークなどをイメージさせるもので、ジャズ・スタンダードのカバーは入っていません。
「JOSE JAMES」
2013年2月2日 11:55 AM
- ピックアップアーティスト