今週は先月末に、通算4枚目のオリジナル・アルバム「ガール・フー・ゴット・アウェイ」をリリースした「ダイド」をピックアップします。前作「セーフ・トリップ・ホーム」は愛する父を亡くすという、彼女の悲しみが反映された作品でしたが、この新作は、ダイドが母となって初めて作られた作品です。日本でのリリースに先駆け、UKほかヨーロッパで発売されていて、早くも11カ国で配信チャート1位を獲得しています。およそ4年ぶりとなったこの新作は、ダイド自身がソングライティングとプロデュースを手掛け、共作者も豪華な面々が揃っています。これまで同様、兄であり「フェイスレス(FAITHLESS)」のメンバーでもある「ロロ・アームストロング」が、全面的プロデューサー&共作者として参加しています。ダイドは、1971年ロンドン生まれ。本名は「ダイド・アームストロング」。5歳の時にリコーダーを吹き始め、その1年後にはロンドンの音楽学校に入学。そこで、ピアノとヴァイオリンを学んだ彼女は、すでに10歳の時には3つの楽器をほぼ完璧にこなしました。10代でイギリスの様々なクラシック音楽団とツアーに出る一方、兄のロロの影響で、クラッシュやデュラン・デュランといったポップ・ロックなどを体験したようです。
「DIDO」
2013年5月25日 11:55 AM
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