今週は、先月5月8日に、およそ12年振りとなるオリジナル・ロック・アルバム「タイム~時の旅人~」をリリースした「ロッド・スチュワート」をピックアップします。オリジナル・ロック・アルバムと紹介したのは、ここ数年、ロッドは、スタンダード楽曲を集めた「ザ・グレイト・アメリカン・ソングブック」シリーズを発表し、グラミーを受賞するなど、音楽シーンの第一線で活躍していますが、ロックミュージックとなると、2001年の作品「ヒューマン」以来になります。最近、ロッドの曲を知った音楽ファンは、「ロッド・スチュワートって、スタンダードシンガーでしょ!」と思う人もいらっしゃるかもしれません。実はロッドは、1966年に、ジェフ・ベック・グループのヴォーカリストとして加入!グループのアルバム「トゥルース」、「ベック・オラ」などのヒットを放ちます。その後、ジェフ・ベック・グループのベーシスト、ロン・ウッドに誘われ、スモール・フェイセズに参加!バンド名をフェイセズに変え、ロックの王道で活躍してきたアーティストなのです。今回の新作「タイム」は、久々にロックと真正面に向かい合った内容で、「ロックシンガー、ロッド!復活か」そんな期待の声が上がっています。ちなみに、アルバム中1曲のみ「トム・ウェイツ」の「ピクチャーン・イン・ア・フレーム」のカヴァーが収録されています。
「ROD STEWART」
2013年6月8日 11:55 AM
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