アメリカ「難問に正解すれば懸賞金!」

アメリカ・テキサス州ダラスに本店があるビール銀行。その銀行の頭取に、ダニエル・アンドリュー・ビール氏がいます。彼自身、数学者としても知られている人物で、1997年に、数学者たちが1980年代から取り組んできた難問を解決するために、自らの名前をつけた「ビール賞」という懸賞金を付け、解答募集を行なっています。賞の創設当時の懸賞金は5,000ドル、日本円でおよそ50万円。これまで、年を追うごとに増額されてきましたが、獲得者は現れず、この度、ついに100万ドル、日本円にしておよそ一億円に達しました。とはいっても、アメリカ数学会によると、「ビール賞」のかかる問題は、17世紀に産声を上げ、およそ350年ぶりに解かれた「フェルマーの最終定理」よりもさらに難しいのだとか。興味のある方は、トライしてみてはどうでしょう。