広島県立歴史博物館 特別展「マンガのちから」

マンガの可能性を大きく広げた”マンガの神様” 手塚治虫と、マンガを育て上げていった”マンガの王様”石ノ森章太郎、この2人にスポットを当てた特別展「マンガのちから」が現在、福山市の広島県立歴史博物館で開催されています。このイベントでは、二人の歩み、作品に込められたメッセージを、「鉄腕アトム」、「ブラック・ジャック」や「サイボーグ009」、「仮面ライダー」といった代表作の原画や様々な映像などで振り返りながら、”マンガのちから”の源流を探っています。内容は、「第1部・二人の出会い マンガ誕生」。二人の青年期に描かれた作品や 、当時のエピソードなどを通じて、手塚治虫の生んだストーリーマンガと、それに影響を受けてマンガの道を志した石ノ森章太郎の”マンガ黎明期”の展示です。「第2部・爆発するマンガ 時代への挑戦」。マンガ雑誌が月刊誌から週刊誌へ、さらにアニメーションなどと変化していった時代、マンガを進化させていった二人の歩みを、当時の記録映像や関係資料とともに立体的に観る事が出来ます。「第3部・”ちから”の本質対決」。手塚と石ノ森の2人が、普遍的なテーマをどのように描いたのかを両者の対比の中で展示しています。 「第4部・未来へ生き続ける”ちから” 現代作家によるオマージュ作品集」。現在も脈々と受け継がれ、さらに未来へつながっていく手塚と石ノ森のマンガの遺伝子を体感出来ます。会期は、来年1月5日まで。入館料は一般千円、高校・大学生700円、小中学生400円。全国を巡回しているこの特別展、広島で観るならば今がチャンスです。週末や冬休み等、時間みつけて足を運んでみて下さい!