ドイツ「世界を駆け巡ったカメラ」

宝くじが当たったら、何もかも忘れて、豪華に世界一周の旅を楽しみたい!そんなことを夢見ている人には、うらやましい話かも。オーストリアのウィーンで拾われた、1台のデジタルカメラが、世界を駆け巡ったカメラとして、ドイツで話題となりました。話題のこのカメラを拾ったのは、日本人の工芸家女性。彼女は、展覧会に出品するため、ウィーンを訪れていたのですが、郊外のとあるベンチの下に、デジタルカメラが落ちているのを発見。警察へと思っていながらも、展覧会の準備に追われ、結局、日本へ持ち帰るハメに。メモリーを見てみると、持ち主やその家族、結婚式の様子などが写されていて、女性は「これは是非、本人の手元にお返しなければ・・・」と思ったそうです。思い悩んだ挙句、オーストリア大使館に、手紙を添えてカメラを送ったところ、大使館職員が映像を頼りに、ネットで検索するなどして持ち主を探し当て、4ヶ月ぶりに、ドイツ人女性の元に返されたということです。