「サロンシネマ、移転オープン」

先週のこの時間は、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」という映画の最新作を取り上げましたが、今週は映画館の話題です。老朽化のため8月末で閉館したタカノ橋の映画館「サロンシネマ」が、場所を移転して今日広島東映プラザビル8階の広島東映・ルーブル跡にオープンしました。劇場名は、当初変更する予定だったんですが、名称を変えないでほしいという来館者からの直筆の手紙やメールが届いたことから、「サロンシネマ」を引き継ぐ事になりました。ザ・昭和の映画館と呼びたくなる旧サロンシネマファンからしたら名前だけでも残して欲しいという思いが受け継がれて良かったと思います。さて、今日オープンのこの劇場ですが、2スクリーンをそろえ椅子や映写機、スピーカーはすべて新しく入れ替えて、映写システムはデジタルのみとなりました。洋風をコンセプトにした新館は、映画の非日常を赤で表現したいとの考えから、このイメージカラーの赤でどん帳や椅子を統一されています。去年閉館した「シネツイン新天地」とタカノ橋「サロンシネマ」の椅子が、劇場2で主に使われているそうですから、あの独特の横幅がたっぷりある椅子の復活も嬉しいポイントです。ロビーには八丁座と同じく、カフェがあります。映画とコーヒーって相性がいいんですよね。観劇の前後にいかがでしょうか?気になるオープニング作品は、「バツイチは恋のはじまり」「グレート・ビューティー/追憶のローマ」「プロミスト・ランド」の3作品が上映予定となっています。今後の上映作品のラインアップもアートやドキュメント、単館系など、これまでの作品群を引き継ぐそうです。また、今回の移転により、「八丁座」「シネツイン本通り」を合わせた3館の移動が徒歩で10分圏内になりました。映画ファンとしては、映画のハシゴが出来るようなアクセスのしやすさが非常に便利になったと言えるでしょう。芸術の秋のお出掛けにいかがでしょうか?