広島市現代美術館「戦後日本住宅伝説」

先日、とあるドキュメンタリーで「帰る家があるのは幸せな事」の台詞を聞いて個人的に妙に納得したなんて事がありました。この家・住宅にスポットをあてた展覧会が現在、広島市現代美術館で開催されています。タイトルは、「戦後日本住宅伝説–挑発する家・内省する家」。戦後の都市化が急速に進んでいく中で、人間の私的な居場所である住空間に、個々の建築家がどのように考え、答えを導き出したのか?戦後住宅の流れを建築家のコンセプトと共に探る企画展です。戦後の広島を象徴する広島平和記念公園・平和記念資料館の設計を手がけた丹下健三、今回の展覧会会場である広島市現代美術館を手がけた黒川紀章といった日本を代表する建築家達16人による16件の住宅で構成し、模型や写真、映像などが建築ごとに展示されています。1950年代から「日本万国博覧会」を経た1970年代までの作品なので、高度経済成長期の頃の住まいという事になります。この展覧会は、12月7日までの開催ですが、明日、11月30日(日)14:00~15:00まで学芸員の方によるギャラリー・トークが予定されています。事前申込不要ですので、お気軽にどうぞ。広島市現代美術館の開館時間は、10:00〜17:00。休館日は、月曜日。 観覧料は、一般1,030円、大学生720円、高校生・65歳以上510円、中学生以下は無料です。詳細は公式HPをご覧頂くか、広島市現代美術館 Tel 082-264-1121までお問い合わせ下さい。