今週のドライビングミュージックは、AOR(アダルト・オリエンテッド・ロック)「ボビー・コールドウェル」の新作をピックアップします。アルバムタイトルは「アフター・ダーク」で、ジャズ・スタンダードのカヴァー集です。多くのシンガーが取り上げている「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」や、「瞳は君ゆえに」など、永遠の名曲がAORサウンドで甦っています。新作の注目は、自身の代表曲「風のシルエット」のセルフ・カヴァーが特別バージョンで収録されていて、オリジナルとは違うビッグ・バンド・ジャズアレンジのサウンドは、深けゆく秋にお勧めです。日本では、ボズ・スキャッグズと並んで「ミスターAOR」との愛称を持つボビー・コールドウェル。1951年8月15日ニューヨーク・マンハッタンに生まれ、幼少の頃に父親からプレゼントされたギターがきっかけで音楽に目覚め、シナトラ、カウント・ベイシーに始まり、ビートルズなどの数々のポップソングに傾倒した!と言いますから、スタンダード・ソングは彼の音楽ルーツと言っても過言ではないですね。
「BOBBY CALDWELL」
2014年11月22日 11:55 AM
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