広島県立美術館「広島が生んだデザイン界の巨匠 榮久庵憲司の世界展」

広島との関わりが深い、工業デザインの世界的巨匠、榮久庵憲司(えくあんけんじ)氏の特別展「広島が生んだデザイン界の巨匠 榮久庵憲司の世界展」が現在、広島県立美術館で開催されています。1929年生まれの榮久庵氏は、原爆投下後の焼け野原に夕日が沈んでいく広島の光景が、デザインの道に進む原点となったと述べています。では、どんな作品があるかと言うと・・・しょうゆの卓上瓶から新幹線の車両まで幅広いものがあります。また、イタリアからデザイン界のノーベル賞ともいわれるコンパッソ・ドーロ国際功労賞を授与され、国際的なデザイン振興の面でも高い評価を受けている人です。この特別展では、モダンデザインと東洋思想を融合させながら、「人」と「道具」のあるべき関係を、デザインによって提案し続けてきた、榮久庵憲司のデザインの業績とものづくりの世界を、インスタレーション等により紹介しています。特別展は、12月23日までの開催。料金は、一般:1,200円。高校生・大学生:900円。中学生以下は無料です。ちなみに、この特別展に関連したメニューが1階のレストランで準備されています。その名も、「えくあんランチ」。広島の食材を使ったコースメニューで、瀬戸内産の鮮魚のカルパッチョ、瀬戸内アナゴと西条柿のアーグロドルチェ、三原産ハーブ鶏とめがひらキノコのパイ包みなどに、パスタやデザートなどがついて価格は2600円です。今日ご紹介した特別展に関するお問い合わせは、広島県立美術館Tel:082-221-6246までお願いします。