突然ですが、ジェイソン・ベッカーというギタリストの名前を聞いた事はあるでしょうか?余程ハードロック、ヘビーメタルに精通していないと耳馴染みはないでしょう。この人は、今や日本でもお馴染みの元メガデスのギタリスト・マーティー・フリードマンと共にカコフォニーというバンドでデビュー。その後、デイヴィッド・リー・ロス・バンドに加入するも、アルバム制作中にALS筋萎縮性側索硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)を発病します。ツアーはキャンセルされ、世界的成功を目の前に医師からは余命3〜5年との宣告を受けてしまいます。人の歴史にifもし・・というのは禁句かもしれませんが、もしデイヴィッド・リー・ロスと共にワールド・ツアーを周り、レコーディングを重ねていったらエディ・ヴァン・ヘイレンと同じ位の名声を得たギタリストになったかもしれません。そんな悲運のギタリストをドキュメンタリーで追った映画が、2月7日から上映されます。タイトルは、「ジェイソン・ベッカー NOT DEAD YET〜不死身の天才ギタリスト〜」です。ロックが好きならば絶対に観て欲しいですし、ロックというジャンルにかかわらず、全音楽ファンに観て欲しい。そんな作品です。数々の演奏シーンからは、ギターがいかに官能的な楽器なのか?というのも感じられますし、超絶プレイには興奮が収まらない。といったように音楽で感情を揺さぶるものから、ジェイソン・ベッカーの家族や友人達との交流といった人との繋がりから気持ちを揺さぶられたりと素晴らしいドキュメンタリーに仕上がっています。日本でのシーンも若干ですが出てきますので、こちらもお楽しみに!現在、受験シーズン真っ只中ですが学生・社会人関係なく目の前に大きな乗り越えなければならないハードルが控えている方とかが鑑賞すると、きっと大きな感動と勇気を貰えるはずです。この作品は、2月7日からサロンシネマと福山コロナシネマワールドで上映が決まっています。上映期間、時間など詳しくは、劇場へお問い合わせ下さい。
映画「ジェイソン・ベッカー NOT DEAD YET〜不死身の天才ギタリスト〜」
2015年1月31日 11:55 AM
- KENSHI’S NAVI