広島市現代美術館「現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展」

現代美術が好きな方にとってはたまらない、市場価格的に「世界の宝」が集っているとも言えるコレクションが現在、広島市現代美術館で展示されています。タイトルは、ずばり「現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展〜ヤゲオ財団コレクションより」です。世界トップクラスとされているヤゲオ財団コレクションが所有する欧米の近現代美術と、アジアの近現代美術という、洋の東西をあわせもつ幅の広い作品が一堂に会しています。具体的にはヤゲオ財団が所蔵する傑出した作品の中から選び抜いた、39名の現代アーティストによる約75点を10章に分けて構成し、現代美術の「ハードコア(中核)」ともいえる作品は我々が考えている以上に「世界の宝」であるということを確認しようとするものです。フランシス・ベーコン、ザオ・ウーキー、アンディ・ウォーホル、ゲルハルト・リヒター、杉本博司といった現代美術の挑戦者であり、今や中心的存在となった彼らの傑作が並んでいます。今回の展覧会では、鑑賞するだけでなくコレクター気分を味わえる、「ゲーム」もあります。これは、傑作や名作をただ見るだけでなく、美術品の「価値」とはなにかを考える場にもなるというもの。ただし、こちらは体験できる日が限られていますので、詳しくは広島市現代美術館の公式HPでご確認下さい。会期は3月8日(日)まで。観覧料は、一般 1030円、大学生 720円、高校生・65歳以上 510円。中学生以下は無料です。寒さ厳しいこの季節、ゆっくりと美術館賞に出掛けてみませんか?