アカデミー賞!

映画に関する最高峰の賞と言えばアカデミー賞。今年87回目となる授賞式が現地時間2月22日にハリウッドのドルビー・シアターで開催されます。注目を集めているのが、9部門で最多ノミネートとなっている「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」と「グランド・ブダペスト・ホテル」です。では、今日は作品賞に絞って紹介していきます。今回の作品賞にノミネートされているのは、実在の人物を描いたものが多くなっています。例えば、「セルマ」ではマーティン・ルーサー・キング牧師、「アメリカン・スナイパー」は米海軍特殊部隊ネイビー・シールズの史上最強と呼ばれた狙撃手クリス・カイル。「イミテーション・ゲーム」はイギリスの数学者アラン・チューリング、「博士と彼女のセオリー」は車いすの天才物理学者ホーキング博士が主人公の作品です。気になる作品賞の行方ですが、前哨戦の中でも最重要と言われるショーレースの2つ、ゴールデン・グローブ賞のドラマ部門・作品賞は、「6才のボクが、大人になるまで。」が受賞。アメリカ製作者組合賞を「バードマン」が受賞しているので、本命はこの2作品に絞られていると言えるでしょう。広島では「6才のボクが、大人になるまで。」が現在、八丁座で上映中です。「バードマン」は4月に上映予定なので、しばらく待たねばなりませんね。ちなみに、作品賞を受賞しづらいのは、SFとかホラーといった特定のジャンルの映画。逆に作品賞を受賞するのは、アカデミーの会員の2割ほどいる俳優会員が支持する作品。つまり俳優が頑張っている作品と言われていますが、今年はどうなるでしょうか?結果が明らかになるのは、現地時間2月22日。日本時間では2月23日です。