「JAMES TAYLOR」

今週のドライビングミュージックは、一寸前のリリースながら、デビューから45年以上の時を経て、新作「ビフォア・ディス・ワールド」が遂に全米アルバム200でNo.1に輝いた「ジェイムス・テイラー」をピックアップします。因みに、テイラーがアルバムでNo.1を獲得したのは今回が初めてですが、全米シングルチャートHot 100では1971年7月31日に「きみの友だち」でNo.1を獲得していて、Hot 100にチャート・インした曲は21曲にも上っています。70年代アメリカのシンガーソングライター・ブームを牽引し、今年67歳の彼ですが、現在もボブ・ディランと並び、精力的にライヴ活動を続けています。彼の音楽活動に対する情熱は熱く、今回1位に輝いた「ビフォア・ディス・ワールド」は、何と13年ぶりとなるスタジオ・アルバムです。フォークの名曲「ワイルド・マウンテン・タイム」を除く9曲は全てテイラーの書き下ろしの新曲で構成されています。音楽的にも人間的にも成長している67歳のテイラーが13年ぶりの今という時代をどう歌っているのか、世界中の音楽ファン待望の作品ですね。