「お蔵出し映画祭 2015」

年間約400本もの映画が公開されるという日本映画界ですが、その一方で、お蔵入り・いわゆる劇場公開していない作品も増え続けています。 そんなとっておきの映画に陽の目をあてて、一挙上映しよう!というお宝映画を発掘して上映するイベント「お蔵出し映画祭 2015」が昨日から尾道市と福山市で開催中です。今年で5回目となるこの映画祭の今回のラインナップは、「コンペティション部門ノミネート作品」は、青山真治監督、鈴木京香出演の「こおろぎ」、15年ぶりに映画を撮る伝説の映画監督を描いた「ゾウを撫でる」、疎遠な親子の行方を小西真奈美、石橋蓮司らのキャストで綴る「トマトのしずく」、短編「逢瀬」と「復元師」をひとつにまとめた映画「復元師 諸川」、ニートから資金3万円で選挙に挑んだ人物の実話を元にした作品「ニート選挙」の5本。そして、貴重な旧作を発掘する「特別招待作品」は、三浦友和出演の「獣たちの熱い眠り」、森昌子出演の「お嫁にゆきます」、伊原剛志、井川遥出演の「ヒナゴン」、勝新太郎、田宮二郎、中村玉緒出演の「悪名」、以上4本から構成されています。コンペティション作品と特別招待作品の上映は今日と明日の2日間、尾道市の映画館・シネマ尾道と、福山市の映画館・福山駅前シネマモードが会場です。当日券1500円のチケット・1DAY PASSがあれば、1日どの会場でも何作品でも観る事が出来ます。ただし各会場で満員の場合は、入場制限があるのでご注意ください。映画祭のスケジュール、アクセス等は公式ホームページでご確認下さい。