ロンドンから北西へおよそ170キロメートルに、バーミンガムという街があります。その街の郊外に、過去120年間、お酒の販売が禁止された村があるそうです。イギリスと言えばウィスキーの国。お酒を飲めるパブがいたるところにあるような国に、そんな村があったなんて、信じられないような話ですが、実際、19世紀末に築かれたこの村は、宗教的な理由などから禁酒を徹底。これまで、1軒のパブもなかったということです。ところが、申請はしてみるもので、どうした弾みか、お酒の販売が許可され、120年の禁酒の歴史にピリオドが打たれました。お堅い地元議員の中には「歴史と伝統に反する」と嘆く人もいたようではありますが、住民や商店は大喜び。
お酒の販売が許された商店の店主は「いくらで売ればいいのか、アドバイスがほしい」」と、話しているそうです。
禁酒は解禁。
2015年11月7日 11:55 AM
- 気になる世界のあれこれ