今週のドライビングミュージックは、先日7年振りのニュー・スタジオ・アルバム「ゲット・アップ」をリリースした、カナダが生んだロックシンガー「ブライアン・アダムス」をピックアップ。新作「ゲット・アップ」は2008年の作品「11」以来のオリジナル・アルバム。注目すべきなのは、プロデュースを「ジェフ・リン」が手掛けたこと。御存じ「ジェフ・リン」は70年代にデビューしたイギリスのバンドELO-エレクトリック・ライト・オーケストラのフロントマンで、プロデューサーとしてビートルズを手掛け、又ジョージ・ハリスン、トム・ペティ、ボブ・ディラン、ロイ・オービソンと共にバンド「トラベリング・ウィルベリーズ」を結成し活躍した事でも知られる人物。そしてこの新作は、ブライアン・アダムスと長きに亘り仕事をしている「ジム・ヴァランス」とも久々に組んで共作しています。ヨーロッパにいるブライアン・アダムス、アメリカLAのジェフ・リン、カナダのジム・ヴァランスが、過去何年かに亘ってインターネットを使ってデモからやり取りをして1曲ずつ完成させていったという作品で、ロック界で唯一無二のブライアンの歌声とジェフ・リンのポップサウンドのコラボレーションは、最高に良質のロック・アルバムを創りだしたようです。
「BRYAN ADAMS」
2015年12月26日 11:55 AM
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