今週のドライビングミュージックは、1960年代のソウル・ミュージックを彷彿させる、「リオン・ブリッジズ」をピックアップ。彼は25歳という年齢ながら「サム・クックのようだ」と評価されたシンガーで、先月デビューアルバム「カミング・ホーム」をリリース。海外で、昨年6月に発表した作品です。2014年秋までは地元で皿洗いをする青年が、ミュージック・シーンに躍り出た事が話題なりました。「リオン・ブリッジズ」はテキサス州フォートワースで、サザン・ソウルとゴスペルに囲まれて育ちました。皿洗いをしながらオープン・マイクで歌ううちに「サム・クックのようだ」と評価されたことから60年代ソウルにのめり込み、曲作りやパフォーマンスをするようになったそうです。彼を見出したのは、インディー・ロック・バンド「ホワイトデニム」のオースティン・ジェンキンス。自身のスタジオに音質が柔らかで、広い周波数帯域をもつリボンマイクをセットし、アナログ・テープに彼のパフォーマンスを録音、アナログ回帰の温かくふくよかなサウンドが注目され一躍話題になります。デビュー・アルバムリリースをはさんで、アメリカでショーを各地でこなし、その後はヨーロッパ・ツアーも控えているそうです。
「LEON BRIDGES」
2016年2月13日 11:55 AM
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