映画の予告編を観た時から、これは鑑賞しなきゃと思った現在公開中の作品「ボーダーライン」をピックアップ。アメリカとメキシコの国境地帯で繰り広げられる麻薬戦争の現実をリアルに描いたクライムアクションです。巨大化するメキシコの麻薬カルテルを殲滅するため、アメリカ国防総省の特別部隊にリクルートされたエリートFBI捜査官ケイトは、アメリカとメキシコの国境付近を拠点とする極秘作戦に参加します。そこは、常軌を逸した場所でした。さて、ミッションをクリアする事は出来るのか・・という内容です。主人公ケイト役は、エミリー・ブラント。共演のベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリンががっちりと脇を固めています。タイトルにあるボーダーですが、これはアメリカとメキシコの国境という意味と善と悪の境界という2つの意味が込められていると感じました。ちなみに、この作品の原題は殺し屋を意味する「シキャリオ」です。作品が進むに連れて、この「シキャリオ」というのが分かってきますよ。乾いた映像と重低音の効果音に感情がヒリヒリとしてしまう。そんな作品です。デートムービーには向かないと思いますが、社会派のクライムアクションが好きならばお気に入りの1本になるでしょう。この「ボーダーライン」オフィシャルサイトがよく出来ているので、こちらを観て惹き込まれたならば、次はお近くの劇場でどうぞお楽しみ下さい。
映画「ボーダーライン」
2016年4月23日 11:55 AM
- KENSHI’S NAVI